新生児訪問って何するの?
新生児訪問とは?
新生児訪問とは、助産師さんが生後1ヶ月頃から赤ちゃんのいる家庭を訪問し、赤ちゃんの健康状態やママのケアを行ってくれる行政サービスの一環です。
育児のサポートをするのに加え、助産師訪問を行うことで国全体でネグレクトや虐待を防止するという目的もあります。
一般的には生後1ヶ月をすぎた頃から2ヶ月になるまでの間に訪問があります。
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png”]現在はコロナウイルスの影響で新生児訪問を中止・延期している自治体も・・・。[/say]わたしの場合は、里帰り出産及びコロナウイルスの影響で助産師訪問が行われたのは生後4ヶ月頃でした。
新生児訪問でしてくれる事
★体重測定
簡易的な体重測定機を持参して赤ちゃんの体重を測ってくれます。
★身体検査
赤ちゃんの股関節、背骨、首の座り、湿疹などをチェックしてくれます。
★ママのストレスチェック
EPDS(エジンバラ産後鬱病質問票)を活用して、産後のママの精神状態のチェックを行います。
EPDSは何十かの質問に答え点数化することによって、産後うつの傾向を調査するものです。
産後うつを発症してしまう多くのママは「自分は大丈夫」と思っています。
しかし、どんなに明るくポジティブなママでも、初めての子育てに不安や重圧、ストレスを抱えています。
新生児訪問でこのようなテストを受けてみることや助産師さんとお話をすることは、自分でも気づくことのできない心の声に耳を傾ける良い機会になります。
★質疑応答
些細なこと、気になっていたこと、これからのこと、どんなことでも丁寧に助産師さんが応えてくれます。
新生児訪問は強制?お茶は出す?
新生児訪問は強制ではない?断ってもいいの?
新生児訪問は強制ではないので、断れないことはありません。
ただ、助産師さんの訪問はママの子育て支援であると同時に赤ちゃんの健康チェック、育児放棄や虐待の防止という目的もあります。
なので、訪問を断る場合は正当な理由を保健所に提示すべきです。
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png”]理由もなく訪問を断って、変に保健所からネグレクトや虐待を疑われても困るしね。[/say]私も最初は正直少し面倒だなと思っていたのですが、実際に訪問を終えてみるとすごく有意義だったなという感想です。
お茶は出すべき?
助産師さんの訪問でお茶は出すべきかという質問が良くあります。
答えは”出す必要はない“です。
保健所という公的な施設から来ている助産師さんなので、お茶やお菓子の提供を断る方もいらっしゃいます。
また、最近ではコロナウイルスの影響もあり逆に出さないことがマナーとなっている風潮にあります。
訪問助産師さんはお客さんではないので、おもてなしをする必要はありません。
どんな服装が適切?
服装は、普段通りの楽な格好でOK。
ちなみに、助産師さんたちは動きやすい服の上にエプロンというラフな格好で訪問されます。
おっぱいの相談をしたい方は、前開きの服を着ておくと良いでしょう。
旦那はいた方がいい?
助産師さんの訪問は大体平日の日中なので、サラリーマンの旦那さんは基本的には家にいないですよね。
助産師訪問の際に、特に旦那さんがお家にいる必要はありません。
もちろん、いてもOKです。
時間が合えば、夫婦そろって色々と質問するのも良いでしょう◎
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png”]パパはママがどんな事で悩んでいて、どれくらい大変なのかを知るいい機会になるかも![/say]助産師訪問で育児の悩みもスッキリ解決
[memo title=”MEMO”]ここからは私が新生児訪問で助産師さんから教えてもらった情報を共有していきます★[/memo]体重の増え方
★新生児~3か月まで
この頃の体重の増加平均は、25g~30g/1日です。
一ヶ月でおよそ1kg増加する計算になります。
★3か月~半年
この頃の体重の増加平均は、15g~20g/1日です。
3か月以前に比べるとグッと体重の増加が緩やかになるので心配になってしまうママも多いのですが、順調に成長しているので問題なしという事でした。
母子手帳に乗っている体重増加グラフを使いながら丁寧に説明してくれました。
母乳・ミルクの吐き戻しについて
吐き戻しの主な原因は、以下の3つ。
・ゲップが上手に出ていない
→自分の赤ちゃんに合ったゲップの方法を見つけましょう。
赤ちゃんの胃の方にもそれぞれ個人差があるそうです。
・飲みすぎ
→生後3か月未満の赤ちゃんには満腹中枢がありません。
毎回大量に吐き戻しがある場合は、飲みすぎの可能性が高いです。
体重の増加を見ながらママがしっかり管理してあげましょう。
・赤ちゃんの胃の形
→赤ちゃんの胃の形は大人のように屈折しておらず、真っ直ぐに伸びた状態になっています。
そのため、ある程度の吐き戻しは仕方がありません。
また、うつ伏せを好むようになったり、寝返りをするようになると、どうしても胸が圧迫されるので吐き戻しが多くなってしまいます。
赤ちゃんの吐き戻しは、体重が順調に増えていれば問題はないそうなので、吐き戻しがあればその都度綺麗に拭いてあげて下さいとのことでした。
[memo title=”MEMO”]体重の増えが悪い場合や、噴水のようにピューっと噴き出す嘔吐の場合、肥厚性幽門狭窄症という病気の可能性があります。注意しておきましょう。[/memo]母乳の間隔について
ミルクを与える場合は、ミルク缶にも書いてあるように授乳間隔は3時間を空けるのが望ましいです。
しかし完母の場合は、授乳間隔はあまり気にしなくても良いようです。
なぜなら母乳は日や時間帯によって出る量が違うので、授乳間隔にばらつきがあるのは仕方なく、当然のこと。
1日12回以上になる人もいれば、1日5回の人もいます。
3か月以降は満腹中枢が発達してくるので、欲しがればあげるというスタイルで問題ないそうです。
離乳食が始まると自然に授乳回数は減ってくるとのことでした。
乳児湿疹のケア方法
赤ちゃんの肌は思った以上にデリケートです。
夏場はすぐに汗疹が出来るし、冬は乾燥でほっぺがカサカサに。
乳児湿疹が出来たときのケア方法を助産師さんに教えてもらいました。
①嫌がってもしっかり洗う。
特に頬、首回り、関節、耳の裏。
②お風呂上りはしっかり保湿する。
ワセリンや市販の保湿クリームでケア。
夏場はシャワーをお昼に一度挟むのも良し◎
赤ちゃんが痒がったり、膿が出たり、引っ搔いたり、症状が酷い場合は病院で薬を処方してもらいましょう。
多少の乳児湿疹であれば、お家でのケアで十分だそうです。
熱中症対策
赤ちゃんは大人と違って発刊機能がまだ発達していないため、体温調節が苦手です。
大人がクーラーや服を調節して、気を付けて管理をしてあげる必要があります。
ちなみに部屋の温度は、大人が「少しひんやり」するくらいで丁度いいそうです。
またベビーカーでのお出かけは特に注意が必要。
ベビーカーに乗っていると地面に近いので、大人が感じているよりも赤ちゃんの体感温度は高くなっています。
夏場にベビーカーでお出かけをする際は、保冷剤を使って頭や脇を冷やしたり、ベビー麦茶など母乳やミルク以外の水分補給も行いましょう。
まとめ
助産師さんの訪問を受けて、日ごろの育児に関する疑問や悩みの多くが解決できました。
今回は私が不安に思っていたことについて助産師さんから得た情報を纏めて記事にしましたが、他にも気になる事は何でも気軽に相談できます。
友達や家族のいない土地で子育てをしているママにとっては良き話し相手・相談相手にもなります。
みなさんも新生児訪問では、気軽に、積極的に色々な疑問をぶつけちゃいましょう!
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