コロナ禍で再注目される田舎暮らし
2020年の冬から長く猛威を奮っているコロナウイルス。
このコロナウイルスの影響で、リモートワークが普及し世の中の「働き方」は一気に変わりました。
それと同時に、コロナが流行る前にはあまり聞くことのなかった、「都会と田舎の二拠点生活」も徐々に耳馴染みのある言葉になってきたなと思います。
コロナ禍で、田舎暮らしが再注目されることになった大きな原因としては、蜜を避けることで感染リスクを軽減できること。
またリモートワークの普及により出社の機会が極端に減り、わざわざ物価の高い都心に住んでいる必要がなくなったことが挙げられます。
このように最初は、人口密度や物価の高さを不満に感じて田舎に引っ越した(または二拠点目を構えた)人たちも、実際に田舎暮らしを体験してみることで、その魅力を再発見することができたのではないでしょうか。
そして今回のブログでは、東京と山口の二拠点で子育てをしている私が、「田舎で子育て」をする上でこれは魅力だな!と感じている部分を発信していこうと思います。
「田舎で子育て」魅力5選
自然と触れ合い、たくましく
田舎では、都心と違って整備されていない手付かずの自然がいっぱい。
もちろん、危険だなと感じる部分も多くあります。
(例えば足下が滑りやすかったり、大きな蜂がいたり、不思議な植物が生えていたり。笑)
しかし、都心の公園やアミューズメントパークでは味わえない自然の魅力がたくさん詰まっています。
東京の公園で遊ぶ時は、人見知りでビビリな性格の娘も、なぜか田舎に帰ってくると毎回好奇心を掻き立てられるのか、知らない道をグングン進んで行ったり、難しい遊具にも自ら挑戦していきます。
親としてはヒヤヒヤする場面も多いですし、足や腕に生傷が絶えませんが、自然と触れ合うことで強くたくましく成長できるのは田舎で子育てをする一つの魅力だと思っています。
お年寄りから学ぶ、人付き合い
私たちが住んでいる山口県のお家は、よくある田舎の住宅街です。
小さい子供が少なく、2人の娘たちはご近所のお年寄りに大人気。
いつも田舎に帰ってくると、とてもフレンドリーに迎え入れてくれます。
自家製の野菜をお裾分けしてもらったり、釣りに行ってきたよと朝獲れた魚を持ってきてくれたり、留守にしていれば玄関先に置いて行ってくれたりと。
こういった気軽なご近所付き合いがあるのも田舎ならではだなと思います。
家族や幼稚園の友達だけではなく、もっと幅広い年齢層と関わりを持ち、様々なコミュニティーを体験することで、良い方向に子供の成長に繋がればいいなと思います。
地産地消で、食育を
最近、いろいろな分野で心掛けられている「サスティナブル」。
食に関していえば、地産地消で輸送コストを削減したり、フードロスをなくす取り組みがされています。
私たちの住んでいる山口県下関市にも地元ブランドの野菜があったり、東京の家の近くではあまり見かけない農協も生活に溶け込んでいます。
周りに畑をしている親族や友達も多いので、自家製の無農薬野菜をいただくこともしばしば。
(野菜が全体的に値上がりしているので、生活的にもかなり助かります)
田舎にいる時はなるべくスーパーで買える他府県のものより、畑や農協で地元産の物を購入し地産地消に少しでも貢献できるように心がけています。
また畑での収穫体験や、農協でいろいろな種類の野菜を見て触って一緒にお買い物することによって、野菜嫌いな娘が少しでも興味を持ってくれるように「食育」を心がけています。
NOヒエラルキーで、ママもストレスフリー
私が都心で生活している時に、よく感じてしまうのが「子育ヒエラルキー」です。
同じ公園を利用しているママたちでも生活水準は人それぞれ。
高確率でママも汚れる公園に平気でモンクレールを着て来れちゃうママや、バレエや英会話などの高月謝の習い事をいくつも掛け持ちしている子供たち。
私は公園に行く時はユニクロ様一択の一般市民なので、なかなかこういった富裕層ママたちとは話が合わなかったりするのです。
私自身は、こういったヒエラルキーはあまり気にならない方ではありますが、全く劣等感を感じないと言えば嘘になります。
私がというよりも、娘に劣等感を抱かせたくないという言い方が正しいのかもしれません。
こういう観点からすると、田舎はヒエラルキーというものがほとんど存在せず(そもそもお受験学校やお金持ち学校もない)ストレスフリーで子育てができるのかなと思います。
生活費も教育費も!家計に優しい子育て環境
まず、二拠点で生活をしている上でもっとも肌で感じるのはやはり「物価の違い」です。
家賃や食事代もそうですが、教育費もやはり田舎は安い。
幼稚園は私立でも国の補助金を超える園はほとんどありませんし(給食とバス代以外実費なし)、一時預かりの料金や、認可外保育園の保育料も東京の3分の1程度です。
保育園や幼稚園にお金がかからない分、習い事などを充実させることもできますし、お金という観点から見ても田舎は子育てがしやすいなと感じます。
逆に、田舎で子育てのデメリットは?
お出かけスポットがマンネリ化
田舎で子育てをするデメリットの一つとしてあげられるのが、お出かけスポットの少なさです。
東京のような大都会に住んでいると、子連れで楽しめるデパートやアミューズメントがたくさん。
私たちも東京で過ごしている時は、娘が喜びそうな遊び場をSNSなどで検索して、週末には色々なとろこにお出かけしています。
子供にとってもいい刺激になるし、連れて行く側も楽しいですよね。
一方、田舎にいる時は「今週末は何しようかな〜、先週もここ行ったしな」と連れて行く場所に困ってしまうこともしばしば。
平日、公園や保育園などで同じ毎日を過ごす子供たちにとって、週末というのは特別。
そんな日は、やはり親としても何かいつもと違うことをと思うのですが、田舎だとお出かけスポットが少なく、ずっと暮らしているとマンネリ化してしまいます。
その点、都心部だと色々な場所に連れて行って、色々な体験をさせてあげられるのでいいなと思います。
習い事や学校などの教育的選択肢が限られる
現在私が二拠点生活を行なっている東京と山口で、子育てにおいてひしひしと感じる格差が教育的選択肢です。
例えば、「東京・二歳・習い事」で検索すると、リトミック・体操・英会話・プール・幼児教室などたくさんの教室が通学圏内に出てくる東京。
リトミック一つをとっても、各教室の特色や先生の出身大学、レッスン料など様々な違いがあるので、自分がいいなと思ったところを精査して選ぶことができます。
最近では、プログラミングや動画編集などといったIT関連の習い事も都心では人気だそうですね。
一方、私の地元で検索すると、まず2歳で通えるリトミックはヒットせず、体操教室やプールも市内に数えるほどしかないので選択の幅はかなり狭いです。
小さいうちから色々なことを体験して、自分の好きなことや興味のあることを見つけて欲しいなと思っているのですが、田舎で子育てをしていると、そもそもの選択の幅を狭めてしまうのが残念なところです。
子供の数が少ないので、習い事や学校の選択肢が狭まってしまうのは当然で仕方のないことではありますが、この点が改善されると田舎で子育てをする魅力もさらに増すのではないかと思います。
どちらも味わえる二拠点生活の魅力
二拠点生活をしていると、子育てにおいてだけではなく、都会の良いところも田舎の良いところも両方味わうことができます。
もちろんお金が二重にかかったり、手続きなどが面倒なこともたくさんありますが、それ以上に魅力的な生活スタイルだなと思います。
今回は田舎で子育ての魅力をご紹介しましたが、次回は都会で子育てをしている時に感じる魅力も発信していこうと思います。
〜他にもこんな記事を書いています〜
[card id=”1700″] [card id=”2305″]二拠点で子育てをする普段の様子を覗いてみたい方は、是非インスタグラムの方もフォローしてください★
コメント
はじめまして!
突然のコメント失礼致します!
これから東京⇔岡山の二拠点生活を考えている30代主婦です!
現在妊活と二拠点生活に向けて準備を始めた所で、情報収集の為インスタフォローさせていただきました!
実際に二拠点生活をしながら子育てをされている方の情報が少なくて不安だったのですが、田舎のメリットなど詳しくまとめて投稿されてとてもわかりやすく、ブログ熟読させていただいてます!
インスタもお子さんとても可愛くて勝手に癒されております!
これからもインスタ、ブログを楽しみにしております!
コメントありがとうございます。私自身も二拠点で子育てをしている方の情報が少なく困っていたので、お役に立てて嬉しいです!こんなこと気になるということがあれば、いつでもお気軽にインスタのDMでメッセージしてください☆