そもそも何故、授乳後にゲップを出さないといけないの?
吐き戻しによる窒息死を防ぐため
まだ仰向けに寝かせたらそのまま動くことのできない月齢の赤ちゃんには、ミルクの吐き戻しによる窒息死の危険性があります。
もちろんゲップが出てないまま寝かせたからということだけが原因ではありません。
様々な悪条件が重なることで不運な事故が起きてしまうという可能性があるということです。
*ゲップが上手く出ていなかった
*自力で動けない赤ちゃんが仰向けで寝ていた
*両親が見ていない間(寝ている夜間)に、ミルクを吐き戻し、逆流していた
こういった出来事が重なると赤ちゃんが窒息を引き起こしてしまう危険性があります。
赤ちゃんを気持ちよく寝かせてあげるため
ゲップが出ていないと、赤ちゃんは上手く眠れない場合があります。
空気がお腹に溜まっているのが何となく気持ちが悪かったり、授乳中に寝落ちしたもののゲップが出ていないことでまだ眠たいのに途中で目を覚ましてしまったりします。
赤ちゃんに気持ち良く眠ってもらうためにも、できる限りゲップを出してから寝かしつけてあげましょう。
私の経験上でも、大きなゲップが出た後は夜もよく眠ってくれることが多かったです。
何ヶ月くらいまでゲップを出す作業が必要?
ゲップを出す作業は概ね3〜4ヶ月頃まで必要です。
新生児の頃には何をしても出なかったゲップが3.4ヶ月頃には少し背中を伸ばしてあげるだけで簡単に出るようになりました。
逆にこの頃にはおっぱいやミルクを飲むのが上手になり、あまり空気を一緒に飲み込まないため、ゲップが出なくなる赤ちゃんもいます。
ちなみに私の娘は授乳後にゲップではなくオナラで空気を出すことも多かったです。笑
5.6ヶ月頃になると自分でお座りをしてゲップをすることができるようになるので、お母さんがゲップを出してあげることも少なくなるでしょう。
新生児からOK!ゲップの出し方は?
赤ちゃんの顎をママの肩に乗せて背中をトントン
赤ちゃんの顎を自分の肩に乗せて背中をトントンと優しく撫でる最も一般的なやり方です。
新生児の頃は首が座ってないので、しっかりと首元を支えてあげましょう。
赤ちゃんの胸を支えてひっくり返し背中をトントン
赤ちゃんの胸と顎のあたりを支えて下を向くようにひっくり返してゲップを出すやり方です。
はじめての時はこの格好大丈夫なのかな?と少し不安に思いましたが、新生児の頃はこのやり方が一番ゲップの成功率が高かったです。
膝に座らせて背中をトントン
自分の膝に座らせて、背中を垂直に伸ばし背中を撫でることでゲップを促すやり方です。
首が座っていない赤ちゃんは、座らせるときに首がガクンとならないようにしっかりと支えてあげましょう。
どうしてもゲップが出ないときはどうしたら良いの?
そのまま仰向けで寝せるのは控えましょう
何度も何度もゲップを出そうと赤ちゃんを動かしていると、眠たくてグズり始めてしまうこともあります。
5分待ってもゲップを出せない場合は、諦めて赤ちゃんを寝かせてあげましょう。
ただし、30分くらいの時間は赤ちゃんに注意をしながらお母さんも起きていることをお勧めします。
タオルなどで少しだけ体を右に傾けて
どうしても出ない時はタオルなどで少しだけ体を傾けて寝かせてあげましょう。
この時、赤ちゃんの右半身を下にして寝かせてあげることで、胃から腸への消化を促すことができるそうです。
また真上を向けて寝かせないことは、吐き戻しによる逆流、窒息を防ぐ効果もあります。
タオルなどで段差をつける際は、ほんの少しでOK!
首が座っていない赤ちゃんの負担にならないようにしましょう。
軽くてフワフワな素材のものをつかって、誤って赤ちゃんの口にかからないように気をつけてください。
まとめ
赤ちゃんのゲップがどうしても出ない時ってありますよね。
私も新生児の頃は特に苦労しました。
でも決してお母さんのやり方が間違っているとか、下手くそだから出ない訳ではありません。
赤ちゃんの胃の形はまだ発達途中でゲップを出すことが苦手なのです。
ハッキリ言います!
ゲップが出ない時は、出ません!笑
お母さんも睡眠不足の中毎日頑張っている訳ですから、真上を向かせない、少しの間様子を見るなどして、無理せずそのまま寝かせてあげましょう。
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