【再開】立ち合い出産はした方がいい?
アフターコロナで立ち合い出産が再開
およそ3年もの間続いたコロナウイルスとの戦いで、すっかり幻のものとなってしまった「立ち合い出産」。
私自身、二人目はコロナ禍での出産だったので、病院で一人心細い時間を過ごしたのをよく覚えています。
しかし、コロナウイルスがインフルエンザやRSウイルスと同じ5類感染症へと位置づけられたことで、長い間中止されていた立ち合い出産を再開する産院が増えてきました。
コロナ禍では立ち合い出産をするかしないか考える機会さえなかったですが、立ち合い出産の再開が始まった今、改めて立ち会い出産のメリットやデメリットについて詳しくお話ししていこうと思います。
実は夫婦喧嘩の火種?!立ち合い出産をしたい派としたくない派
実は立ち合い出産には昔から「したい派としたくない派」がいて、しばしば夫婦間で論争が起こります。
実際、私も第一子は立ち合い出産でしたが、話し合い当初夫は立ち合い出産にノリ気ではありませんでした。
私は立ち合い出産したい派で夫はしたくない派でしたが、逆に女性側が立ち会って欲しくないというケースもあります。
立ち合い出産に対する考え方は人それぞれなので、したい派でもしたくない派でも全く問題はありません。
しかし、夫婦間で意見が割れた時が面倒くさい・・・。
初産の場合は特に、お互い経験がないので頼れるのはネットの情報だけ。
でも、その中には「ウソとホント」が交わり合っています。
そこで今回は、私と夫の実体験を交えて「立ち合い出産」について正しい知識とともに深堀りしていこう思います。
立ち合い出産をしようか迷っている方、立ち合い出産がどんなものか知っておきたい方はぜひ最後まで読んでみてください。
立ち合い出産のメリットとは?
命の誕生の瞬間を目の当たりにできる
命の誕生の瞬間というのは、決してたくさんの人が目の当たりにできる訳ではありません。
子供に恵まれなかった人、コロナや仕事の都合でどうしても我が子の誕生の瞬間に立ち会えなかった人、みんな様々な事情を抱えています。
その中で、立ち合い出産をするかしないかという選択ができることは、大前提とても幸せなことです。
また立ち合い出産は、自ら出産を経験できない男性にとっては奇跡の瞬間に立ち会える唯一の方法です。
我が子がこの世に誕生する貴重な瞬間を共有できるというのは、夫婦にとってかけがえのない経験になるでしょう。
夫婦の絆が強くなる
立会出産を経験した夫婦はよく、その後夫婦の絆がより強くなったと言います。
これは実際に、私自身も立ち合い出産を経験した時に感じました。
何十時間という長い時間を一緒に戦いぬく訳ですがら、当然絆は強くなります。
不安や恐怖でいっぱいの出産、やはり信頼できる夫がずっと隣にいてくれると心強いなと思いました。
また、今後一緒に子育てをしていく上で、まずは出産を一緒に乗り越えるのが大事だと考える夫婦も多いようです。
[memo title=”辛口メモ”]ただし!!ここでたいして役に立たない夫より、出産を経験した先輩でもある実母に立ち会ってもらう方がよっぽど心強いという女性側の意見が出てきます(笑)ごめんよ、パパ・・・。[/memo]妻への感謝と尊敬が増す
では、実際に立ち合い出産を経験した夫たちは、どんな感想を持っているのでしょうか。
その感想のほとんどは、妻に対する感謝と尊敬でポジティブな意見が多いようです。
例えば、
- 出産を乗り越える妻の姿に感動した
- 尊敬しかない
- 可愛い我が子を産んでくれた妻に感謝の気持ちでいっぱい
などなど。
[memo title=”辛口メモ”]そんな感動話とは裏腹に?!長い陣痛に耐えている妻は時として猛獣に・・・。「触るな!!」「役立たず!!」「痛いのそこじゃねーよ!!」と普段の妻からは想像できない暴言を浴びさられたというパパの声も(笑)[/memo]後悔した?!立会出産のデメリットとは?
見たくない妻の姿を見てしまった
いざ出産となると、容姿や女性らしさなんてものは気にしていられません。
もちろんスッピンだし、髪の毛のボサボサ。
すごい顔でいきむし、想像もできないくらい低い声も出るでしょう。
それに、出産中に失禁や便漏が起きてしまうことも全く珍しくありません。
今まで妻を人一倍女性として扱ってきた旦那さんこそ、こういう話を聞くと立ち合い出産に抵抗が出てくるようです。
のちのち夫婦喧嘩になる
立ち合い出産の時に夫にできることは、すごく限られています。
せいぜい、腰をさする・声をかける・手を握るくらいのものです。
しかし、陣痛に耐えるママに夫を気遣う余裕はありません。
なかなか進まないお産にイライラして夫に八つ当たりみたり、変われもしないのに変わってよ!!と泣いて叫んでみたり・・・。
そんな極限状態の中で起こった出来事が、その後夫婦喧嘩に発展してしまったというケースもしばしば。
[memo title=”辛口メモ”]旦那さん頑張ってるのに、奥さんが八つ当たりしちゃったくらいは可愛いもの。最悪なのは逆!!奥さんは頑張ってるのに、旦那さんが涼しい顔して携帯いじったり、横で美味しそうにご飯食べたり、すやすや仮眠とったりしてたら・・・離婚問題に発展するかもよ?[/memo]気分が悪くなった/血が怖かった
稀ではありますが、立ち合い出産の最中に気分を悪くしたり、酸欠を起こしたりする旦那さんもいます。
分娩室に移り、酸素マスクや点滴・医療器具が並び手術っぽい雰囲気に急に緊張感が増したり、奥さんに合わせて呼吸をするうちに酸欠になったりと、体調不良の理由は様々。
分娩室の外で待っていた家族は、車椅子で出てきたのが奥さんではなく旦那さんの方で笑ってしまったなんてエピソードも。
それはそれで、良い思い出のような気もしますよね!(笑)
また血が苦手だから立ち合い出産には付き添いたくないという方もいますが、実は出産時に旦那さんが血を見る瞬間というのはほとんどありません。
また、気分が悪くなってしまったなどという経験をしたパパは私の周りにはいませんし、ごく少数派なのであまり心配する必要はないかなと思います。
その噂ホント?ウソ?経験者パパが語る立ち会い出産の真実
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png”]ネット情報の中に根拠のない噂話や想像の話がたくさん・・・。実際に、私の夫も含め立会出産を経験した友人パパたちの生の声を聞いてみたよ![/say]噂①見たくない部分が見える
- 奥さんの羞恥部が見えてげんなりした
- 旦那さんに股を全開にしている姿を見られて嫌だった
これってウソ?ホント?
答えは、
ウソ!!
立ち会い出産をしたくない派の奥さんや旦那さんの中で、よく「股を開いているのを見られるのが嫌」「膣からの出血などグロいシーンが見えてしまうのが怖い」などという理由を挙げる方がいます。
しかし、立会出産でのパパの立ち位置は基本的にママの顔の横。
さらにお産の間は、シーツが下半身全体を覆うように掛かっているので、基本的に羞恥部は見えないようになっています。
噂②妻を女性として見れなくなった
- 立ち会い出産したら、その後奥さんのことを女性として見れなくなった
- 出産のシーンを見てから、妻とセックスする気になれない
これってウソ?ホント?
答えは、
ウソ!!
立ち会い出産を経験したパパたちは、奥さんのことを
- 改めて母になった妻を強くて美しいと思った
- 今までよりも妻を尊敬するようになった
- 女性としての魅力が増した
と、ポジティブに語る人がほとんどです。
仮に、「立ち会い出産したら、その後奥さんのことを女性として見れなくなった」などという旦那さんがいたとしたら、それは単純に元から奥さんに対する気持ちが冷めていただけだと思います。
[memo title=”辛口メモ”]大変な思いをしてあなたの子供を産んだのに、何でそんなこと言われなきゃいけないの!!お門違いにも程がある💢[/memo]噂③立ち合い出産をすると子供への愛情が増す
- 誕生の瞬間に立ち会うことで子供への愛情が強くなった
- 立ち合い出産をした子供はより一層可愛い
これってウソ?ホント?
答えは、
ウソ!!
実際に我が家は第一子は立ち合い出産、第二子はコロナ禍のため私一人で出産しましたが、夫の2人に対する愛情はもちろん同じです。
出産に立ち会ったから子供が可愛い訳ではありませんし、愛情の大きさに全く変わりはありません。
立ち合い出産を経験することで、命の誕生の瞬間や奥さんの頑張りを目の当たりにすることはできますが、「その瞬間に立ち会えなかった=愛情が薄い・沸かない」なんてことは、ただのネット上の空論です。
[memo title=”応援メモ”]初めての子供だったり、マタニティーブルーになっている時はこういう記事を読むと、「うちは立ち合い出産しないけど大丈夫かな」と凹んでしまいますよね・・・。でも全く心配は入りません!初めて赤ちゃんを抱っこした瞬間もうパパの胸は愛情と責任感で溢れかえります![/memo]立ち合い出産をするかしないか迷ったときの解決法3選
①家族や友人の声を聞く
何事も決断に迷った時は、自分の周りの人の意見を聞くことが大事です。
それが自分の意見と合っていても、合わなくても。
出産はママもパパも初めての経験なので、自分の親や兄弟、友人などできれば経験者の意見を積極的に聞いてみましょう。
②ネット情報を鵜呑みにしない
ネットには様々な人の声が多く載っています。
もちろん参考になることもありますが、時にそれは事実ではなく、ただの想像や噂話であることも・・・。
また、立ち合い出産のように正解や不正解がない話題の場合、他人の体験談や意見が全て自分たちに当てはまる訳ではありません。
だからこそ、複数のルートで情報を収集し、最後には自分たちの意思で決定することが大切です。
③お互いが納得できる形にする
立ち会い出産を決断するときに、一番大切なのが「お互いが納得する形」で納めることです。
例えば旦那さんが立ち会い出産に積極的でも、ママ側が立ち会いを拒否する場合もあります。
これは本当に人それぞれで、旦那さんがいた方が心強いというママもいれば、必死な姿を誰かに見られてると思うと気が散るというママもいます。
立ち会い出産を経験した人の中には、「絶対した方がいいよ!オススメだよ〜!」という人もいれば、「旦那が横にいても邪魔なだけよ〜」という人もいます。
こういったいろんな意見があるの中で、やはり一番大切なのはママとパパの気持ちです。
立ち会い出産をするかしないかに迷った時、夫婦で意見が食い違ってしまった時は、正しい情報を得てしっかりと夫婦で話し合いましょう!
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