iDeCo /新つみたてNISAって何?
はじめに「iDeCo」と「新つみたてNISA」について、
もちろん知ってるけど、実は制度の中身はちゃんと知らない・・・😅
という方も意外といらっしゃるのではないでしょうか?
ということで、まずは一緒にサクッと勉強していきましょう✏︎
iDeCoとは?
iDeCo(イデコ)とは、個人年金制度の一つです。
国民年金や厚生年金とは別に個人が任意で加入することができます。
原則60歳に到達するまで、掛け金+運用益を受給することは出来ません。
iDeCoの特徴
- 元本確定型と元本運用型(投資信託)の好きな方を選べる
- 60歳を超えると、毎月定額または一時金または併用して年金が受け取れる
- 掛金の極度額は、職業によって異なる
そんなiDeCoの最大のメリットは、
⭕️掛け金は全額所得控除の対象=所得税と住民税が節税できる
ことです。
新つみたてNISAとは?
新つみたてNISAとは、一定の条件下のもと投資信託を無期限で非課税運用できる制度です。(無期限の適用は2024年1月〜)
成人している日本人であれば、誰でも簡単に始めることができます。
つみたてNISAの特徴(新NISA制度適応)
- 年間120万円を投資信託にて無期限、非課税で運用できる
- 生涯投資枠は、成長枠と合わせて1800万円まで
- 投資対象商品は金融庁が定めたものに限る
そんなつみたてNISAの最大のメリットは?
⭕️非課税期間が無期限な上に、いつでも払い出しができる
ということです。
専業主婦なら絶対つみたてNISAがオススメ!その4つの理由とは?
理由①掛金の極度額
iDeCo
国民年金第3号被保険者(専業主婦(夫))の場合、
✅掛金の極度額は月額2万3,000円
✅年間27万6,000円
までとなっています。
iDeCoは、職業によって掛金の極度額が変わるという特徴があります。
新つみたてNISA
新つみたてNISAの場合、職業や収入による掛金の差別化はありません。
誰でも一律で、
✅月額10万円
✅年間120万円
までと決まっています。
しかし、NISA制度にはこれらに加えて、生涯投資枠という制限があり、生涯で投資できる金額は、成長枠と合わせて1800万円までと定められています。
理由②掛金の下限
iDeCo
iDeCoの賭け金には、下限が設けられています。
職業や年齢に関係なく、一律で
✅5000円からしか設定することができません。
新つみたてNISA
一方、新つみたてNISAは、誰でも
✅100円から始めることが可能です。
収入のない専業主婦にとって、賭け金に下限がないというのは、大きなメリットです。
また初めての投資で不安な方も、小さい賭け金であれば始めやすいかと思います。
理由③払い出し制限
iDeCo
iDeCoで積み立てた資産は、原則60歳からしか受け取ることができません。
iDeCoは、あくまでも”年金”ですので、満年齢になるまで引き出せないようになっています。
受け取り方法は、
✅一括で受け取る
✅年金として受け取る
✅一時金と年金を組み合わせる
の3つから選択することができます。
新つみたてNISA
新つみたてNISAの場合、払い出しの制限はありません。
いつ払い出しても、また再開してもOK!
必要なときに制限なく取り出せるのが、NISA制度の魅力です。
理由④口座開設料と口座管理料
iDeCo
iDeCoを始める場合、どの金融機関を選んでも必ず
✅国民年金基金連合会へ支払う加入時手数料2829円
✅国民年金基金連合会と信託銀行へ支払う毎月の手数料171円
の2つの料金がかかります。
口座管理料に関しては、楽天やSBIなどのネット証券においては0円としているところが多いです。
新つみたてNISA
一方、新つみたてNISAの場合、講座開設料と口座管理料は無料。
始めるのに、お金は一切かかりません。
No.1ネット証券ではじめよう!株デビューするならSBI証券
正直、iDeCoは専業主婦には不向き・・・?
iDeCo最大のメリットである節税効果を活かせない
iDeCoへ加入する大きなメリットとして、いつも最初に挙げられるのが
✅掛金が全額所得控除となる
ことです。
👩ん?私専業主婦だから、そもそも税金払ってないけど・・・
そうなんです・・・❗️
iDeCoは専業主婦には向いてないと言われる最大の理由がこれなんです。
専業主婦はそもそも収入がなく所得税を収めてないので、全額所得税控除というiDeCo最大のメリットを全く活かせないのです😔
※ただし、
✅運用益は非課税
✅受取時には税制優遇が受けられる
という点は専業主婦も同じですので、ご安心ください✨
払い出し制限があるため家計への負担が心配
専業主婦の中には、旦那さんのお給料をはじめ、お家のローンや教育費などの管理を行なっている方も多いのではないでしょうか。
iDeCoの2つ目のデメリットは、
✅払い出し制限があるため、家計への負担が予測できない
ことです。
例えば、
・旦那の収入が減る
・子供が留学したいと言い出した
など、人生には予測のできない事態(急にお金が必要になること)がしばしば起こります。
そんな時、家計を管理する身としては、いつでも引き出せるお金は手元に置いておきたいもの。
こういう事態に備えようと思うと、やはり払い出し制限のあるiDeCoよりも、NISA制度の方が使い勝手はいいのかなと思います☝️
専業主婦でもこんな人にはiDeCoが向いてる!!
ここまでiDeCoと新つみたてNISAを比較してきましたが、
👩あれ、iDeCoって専業主婦にとってあんまりいいところなくない・・・?
と思った方もいらっしゃるのではないかと思います。
しかし、以下のような人にはiDeCoの方がオススメです!
元本を補償してほしい
iDeCoには、「元本確保型」と「元本変動型」の2種類があります。
そのうち「元本確保型」を選ぶと、投資の最大のリスクである元本割れ(お金が減ること)を防止できます。
ただし、超低金利でお金がほぼ増えないことから、わざわざ毎月手数料のかかるiDeCoで「元本確保型」だけに拠出するメリットはありません。
「元本確保型」と「元本変動型」を併用して運用するのがオススメです。
自分名義の年金が形成できること
専業主婦の場合、夫の社会保険の扶養(3号被保険者)となっていることが多いのではないかと思います。
もちろん、それでも多少の年金は受給できますが、暮らしていくのに十分な額ではありません。
しかし、専業主婦でもiDeCoに加入していれば、「自分で拠出して、自分で運用したお金を、自分の年金として受け取る」ことができます。
自分名義の老後資金が確保されているというのは、経済的な面だけではなく、精神的な安定・安心にも繋がります✨
まとめ
「専業主婦に向いているのはどっち?iDeCo(イデコ)VS新つみたてNISA徹底比較」いかかでしたでしょうか。
iDeCoは老後に備えて長期的な運用ができるので、専業主婦であっても年金という形で資産を形成したい人にはもちろんオススメです。
しかし、2つの制度のいろいろな面を比べてみると、
✅新つみたてNISAの方が制限が少ない分使いやすい
のかなと感じました。
今回のブログでは、どっちかを選ぶなら「新つみたてNISA」がオススメという結論に至りましたが、資産形成に置いて最も重要なのは分散☝️
どちらも始められるのであれば、併用するのが良いと思います✨
✅その際、積み立てる商品は違うものを選びましょう☝️(例:米国株ファンドと債権ファンドなど)
最後に、
【専業主婦の投資は、地道にコツコツが基本】
iDeCoにしても、NISAにしても、まずは正しい知識をしっかりと身につけて、まずは少額から始めていきましょう✨
No.1ネット証券ではじめよう!株デビューするならSBI証券
コメント