ベビーブルーって何?
ほとんどのママが経験するベビーブルー
ベビーブルーとは、赤ちゃんがお腹の外に出ることで急激に崩れるホルモンバランスと慣れない子育てのストレスなどが重なって起きるママの心の問題です。
産後2〜3週間の頃におよそ8割もの女性が経験すると言われています。
パパは、自分の妻も産後は精神的に弱ってしまうかもしれないという事を知っておきましょう。
ベビーブルーの原因は?
ベビーブルーにかかるのは、産後急激に変化するホルモンバランスが原因だと考えられていますが、それに様々なストレスが重なることで重症化・長期化してしまいます。
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png”]産後のママを悩ませる主な4つのストレスの原因とは?[/say]①出産による身体への負担
産後のママの体は、はっきり言ってボロボロ。
産後のママをサポートするためには、周りの家族やパパもママの体が今どんな状態にあるのかきちんと知っておくべきですね。
[kanren id=”1511″]②母親としての責任感
「この子を守らなければならない」「この子に何かあったらどうしよう」とママは今まで感じたことのない母親としての責任感を人生で初めて感じています。
新生児と24時間一緒に生活をするというのは、幸せである一方でママに思った以上のストレスを与えているのです。
③睡眠不足
新生児の赤ちゃんは2~3時間ごとにお腹を空かせて目を覚まします。
また赤ちゃんの吸う力を育て母乳で成功するには、初めの頃は授乳間隔が4時間以上空かない事が望ましいです。
つまりママは昼夜問わず授乳のために起きなければならず、今までのように纏まった睡眠がとれなくなります。
慢性的な睡眠不足はママの体力だけでなく、心の健康も奪っていってしまいます。
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png” from=”right”]お休みの前の日はパパも積極的にママが睡眠を確保できるように協力しましょう!お乳は出なくても、寝かし付けやミルクをあげることはパパにも出来るからね![/say]④子育てに対する不安
「子育てには正解が無い」とよく言いますよね。
本当にこの言葉の通りで赤ちゃんにも個性があり、いくら先輩ママ達に育児についてアドバイスをもらってその通りにしても、上手くいかないことは日常茶飯事。
ママたちは、我が子にはどんな方法(授乳や寝かし付け等)が合っているのか日々試行錯誤しています。
しかし、それも上手くいかないことの方が多くその度にママは「このやり方は本当に正しいのか?」と自信を失ってしまうのです。
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png” from=”right”]一生懸命やっているのに結果が出ないと本当にストレスが溜まるのよね!![/say]ベビーブルーを乗り切るための5つの法則
①自分もベビーブルーになるだろうという想定をしておく
ベビーブルーを乗り切るためにまず大事なのは、産前から「産後はきっと精神的に弱ってしまうだろう」とママ自身も周りの家族も覚悟をしておくことです。
約8割ものママがベビーブルーを経験しているということは、あなたもベビーブルーにかかる可能性は非常に高いのです。
予め想定をしておくと、「あ~これが噂のベビーブルーか」「みんな経験することなんだな~」と気持ちも少し楽になります。
②家事や仕事よりも自分の体調を優先する
「かなり体が回復したな」「もう妊娠前と同じように生活できるな」と思っても産後は絶対に無理をしないことが大切。
出産後は妊娠前の状態に戻るために体の中で様々な変化が起こっており、体力も免疫力も低下しています。
自分では大丈夫だと思っても、産後は家事や仕事よりも自分の体を労わることを重視しましょう。
[memo title=”産後三大原則”]①休息をとる②家族の助けを借りる③異変があればすぐにお医者さんに相談する![/memo]③赤ちゃんから解放される時間を作る
ベビーブルーを乗り切るためには上手に息抜きをすることも大事です。
旦那さんや家族の手を借りて、赤ちゃんから解放される時間を作りましょう。
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png”]でも両親や旦那さんにも頼れず、そんな時間なんて作れない!というママはどうしたらいいの?[/say]自治体によってはリフレッシュ保育といって安い保育料で一時的に赤ちゃんを預かってくれる制度があったり、最近では海外のようにベビーシッターを1時間や2時間だけ利用する方もいらっしゃいます。
限界まで頑張らなきゃと思わなくてもいいのです。
24時間の中のたった1時間でも赤ちゃんから開放される時間は、ママにとって大切な心の休息になります。
自分の体や心が悲鳴を上げる前に少し休憩することが、結果的に赤ちゃんにもママにもプラスに働くのです。
④睡眠時間を確保する
睡眠時間を確保することもベビーブルーを乗り切るためには欠かせないことの一つです。
しかし、赤ちゃんのお世話で慢性化している睡眠不足の中、ママが少しでも多くの睡眠を取れるようにするにはどうすればよいのでしょうか?
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png”]以下3つの事を実践してみよう![/say]・携帯やゲームに時間を費やさない
まずは、ゲームや携帯を触る時間を我慢して睡眠を優先させることです。
ママも自分の自由時間が欲しいとは思いますが、特に赤ちゃんの授乳間隔が短い新生児~2か月頃の間は携帯を触りたい気持ちを我慢して睡眠を優先しましょう。
周りの協力も不可欠ですが、自分で自分の睡眠を確保することも大切です。
・家事は後回し
初めての子育てをしながら、妊娠前と同じように家事をこなすのは不可能です。
家事は後回しにして、まずは自分の睡眠不足を解消することを優先しましょう。
赤ちゃんを元気に育てるためには、何よりもママの体と心の健康が最優先です。
・パパが休みの日には夜勤を変わってもらう
パパがお休みの日には、夜勤の一回分をミルクにするなどして普段取れない纏まった睡眠を取るようにしましょう。
完母の方は、寝る前に搾乳をして夜勤分のお乳を準備しておきましょう!
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png” from=”right”]週に一回でも纏めて睡眠を取ることが出来ると、頭のスッキリ感が全然違うわよ![/say]⑤専門家に相談する
ベビーブルーは長期化、重症化するととても危険な心の病です。
赤ちゃんを可愛いと思えない、何をしても笑えない嬉しくない、何週間も気持ちが沈んだまま等、当てはまることが一つでもあればすぐに専門家に相談しましょう。
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png”]病院ではなくても、まずは気軽に市町村の子育て相談窓口に電話をするのも良いと思うわよ![/say]自分では大丈夫だと思っていても、気づかぬうちにギリギリのところまで追い詰められていることもあります。
周りの家族や旦那さんは産後のママの様子をしっかりと注意深く見ていてください。
我慢強い、頑張り屋さんなママほどとても苦しんでいます。
パパが出来るサポートは?
ベビーブルーについて理解する
まず初めにパパがすべきことは、ベビーブルーについて正しく理解することです。
産後のママの8割が経験する決して珍しいことではないということ。
産後のママは精神的に崩れてしまうほど、体も心もボロボロな状況にあること。
ママの状況を正しく理解できていないと、無意識に心ない言葉をかけてしまったり、気遣ったつもりが逆にイライラさせてしまったりと夫婦関係も悪循環になります。
育児を手伝うという考えを捨てる
家にいて赤ちゃんの面倒を見る時間が多いのは、多くの家庭ではママの方。
しかし、だからと言って育児はママの仕事でありパパは育児を手伝うものと思っていませんか?
育児は手伝うものではなく、夫婦で一緒にするもの。
パパが積極的に育児に取り組むことで、ママは睡眠時間や赤ちゃんから解放される時間の確保ができ、身体的にも精神的に余裕を持つことができます。
ママの気持ちに寄り添う
ベビーブルーに陥っているママは、どうしてこんなに気分が沈むのか、悲しくなるのか、涙が出るのか、自分でも自分の気持ちを理解できていません。
そのため、パパから「何で泣いているの?」「そんなに泣かなくてもいいじゃん。」等と言われるともっと傷ついてしまいます。
ママが辛い時は「大丈夫だよ、一緒に頑張ろう」等と声を掛けて、ママの心に寄り添うことが大切です。
まとめ
産後のママは体だけではなく、慣れない育児に心もボロボロ。
ママは一人で頑張らなきゃと思わずに、家族や行政のサポートを借りてみんなで一緒に産後の辛い時期を乗り切りましょう!
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