乳頭保護器(ニップルシールド)とは?
ママと赤ちゃんの授乳を助ける神アイテム
ニップルシールドとは、乳頭に装着して使用する授乳を助けるための補助具です。
別名、乳頭保護器とも呼ばれています。
授乳トラブルは多くのママが、子育てで最初に躓く問題です。
我が子にお乳をあげられないというのは、精神的にもとてもストレスになります。
そんな授乳トラブルの解決に役立つのがニップルシールドです。
こんな悩みを持つママにオススメ
- 乳首が陥没している
- 乳首が短い
ニップルシールドを使うと、ママの乳首は赤ちゃんが吸いやすい形に変化。
赤ちゃんはおっぱいを上手に吸う練習ができます。
- 赤ちゃんが吸うと乳首が痛い
- 乳首に傷ができた、裂けた、出血がある
ニップルシールドは、乳首の傷の保護、回復に効果的です。
乳頭が避けるとすごく痛いので、傷ができる前に予めニップルシールドを予防に使うのも◎
乳頭保護器を使うメリットとデメリット
乳頭保護器(ニップルシールド)を使うメリット
- 乳頭保護器は赤ちゃんが飲みやすい形に設計されているので、母乳を吸う力の弱い新生児などの授乳に効果的。また赤ちゃんにとっても、母乳を飲む練習になる。
- ママの乳首の形が赤ちゃんの飲みやすい様に変化する
- 乳首の傷の保護・回復・予防になる
乳頭保護器(ニップルシールド)を使うデメリット
- 消毒など衛生面の管理が面倒(母乳は油分を含むので、しっかり洗って清潔に保たなければすぐに使えなくなる)
- 持ち歩きに不便/外出時の授乳に向かない
- きちんとサイズの合ったものを使用しないと、母乳量が減る恐れがある
乳頭保護器を使い続けると乳腺炎の原因になるって本当?!
乳腺炎とは?
乳腺炎とは、乳管に母乳が詰まることで乳腺が炎症を起こしてしまう病気です。
症状としては、38度以上の高熱、悪寒、頭痛などがあります。
そのため風邪やインフルエンザと間違ってしまうママも多くいます。
ただし乳腺炎の場合は、乳房に赤み・痛み・しこりのいずれか又は複数の症状が見られることが特徴です。
乳腺炎の種類
①うっ滞性乳腺炎(非感染タイプ)
乳管が詰まることで、母乳が溜まって炎症が起こします。
乳腺が十分に開口していない、赤ちゃんの飲む力が弱い、授乳の回数が少ない、といった事が原因。
②化膿性乳腺炎(感染タイプ)
乳首にできた傷から赤ちゃんの口腔内に潜む細菌が侵入して炎症を起こします。
うっ滞性乳腺炎が長引くことによって発症する事が多い。
乳腺炎になりやすい人
・乳房が大きい
おっぱいが大きいと脂肪が多いため乳腺が詰まりやすく乳腺炎になりやすいと言われています。
・偏った食生活
油っぽい食事が乳腺炎を引き起こすと以前は言われていましたが、直接的な因果関係はないようです。ただし、栄養バランスの整った食事は乳腺炎の改善・予防に効果的です。
・サイズの合っていない乳頭保護器を使っている
自分の乳首よりも小さなニップルシールドを使っていると、シリコンカバーがいくつかの乳腺を塞いでしまうという状況ができてしまいます。
その場合、いつも塞がれてしまっている乳腺が少しづつ詰まってきてしまい、結果として乳腺炎を招いてしまうことがあるのです。
ニップルシールドを使っていることが、乳腺炎の直接的な原因になることはありませんが、サイズの合っていないものを使い続けて本来は開通している乳腺を塞いでしまうことのないように気をつけましょう☝️
ニップルシールドを買う時は、きちんと自分の乳首のサイズを計測してから購入しましょう!
乳頭保護器(ニップルシールド)はいつまで使う?卒業のタイミングは?
乳首の状況が改善されれば、いつでも卒業してOK
乳頭保護器は、初めて授乳をするママにとってすごく便利なお助けアイテムですが、消毒や外出も面倒なので、実はできれば早く卒業したい(直母にしたい)という方が多いです。
ニップルシールドをいつまで使うか?という疑問に対しては、
自分の乳首の状況が改善されれば、いつでも外してOKです☝️
例えば、
✅元々陥没気味だった乳首が改善された
✅乳首の傷も治って、新しい傷もできにくくなった
など各自抱えていた授乳の問題点が改善されれば、ニップルシールドは不要になります。
ただし、乳首の改善等には個人差があるので無理せずゆっくりと、ママと赤ちゃんのペースで使用していきましょう☝️
乳頭保護器(ニップルシールド)を外したいのに上手くいかない?!
私は、娘が生後2ヶ月の頃に乳腺炎になってしまったことをキッカケに、ニップルシールドを卒業するため直母の練習を始めました。
乳腺炎の原因がニップルシールドという訳ではありませんでしたが、その時に助産師さんから量は十分出てるし、乳首の形もだいぶ変わってきたから外して授乳してみましょう!というお話をしていただきました。
しかし、いざ乳頭保護器を使わずに授乳してみると、娘はなかなか飲んでくれませんでした。
2ヶ月近く毎日使っていたので、初めての直母に戸惑ったのかもしれません・・・。
そんな中、わたしが実践したニップルシールドなしで授乳をするコツがこちら。
- 授乳前にマッサージをして乳腺を開通させる
- 授乳前に乳首をつまんで伸ばす(赤ちゃんが見つけやすいように尖らせる)
- 下からおっぱいを持ち上げる
- おっぱいを手で挟んで平たくして赤ちゃんの口に突っ込む
生後2ヶ月ともなれば赤ちゃんもママも授乳に慣れてきているので、1週間もすれば完全にニップルシールドを卒業することができると思います。
★詳しく知りたい方はこちらの記事も★
まとめ
「現役ママが教える乳頭保護器(ニップルシールド)を使うメリットとデメリット」いかがでしたか?
育児って簡単だと思っていたことが、実はすごく難しかったり、面倒だったり。
思ってたんと違うーーー!!という事の繰り返しですよね(笑)
私にとっては、授乳もその一つでした。
こちらの記事が、少しでも”子育てを頑張るママ”たちのお役に立てると嬉しいです✨
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