フリーランスだからこそ知っておきたい社会保障制度

今回は「サラリーマンよりも保障の手薄なフリーランスだからこそ知っておくべき社会保障制度」についてお話をしていきます。

サラリーマンにはあってフリーランスにはない手厚い社会保障制度

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サラリーマンの場合

サラリーマン(会社員)の場合は、主に以下のような社会保障制度が整備されています。

入社すると自動的に全社員が加入することとなります。

  • 厚生年金(支払いは会社と折半/受給時は国民年金+厚生年金)
  • 健康保険組合(産休・育休時の給与支給/傷病手当)
  • 介護保険(40歳以上)
  • 雇用保険

また結婚して妻を扶養に入れる場合、妻の健康保険料及び年金の負担額はゼロになります。

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フリーランスの場合

フリーランス(個人事業主)の場合は、自ら年金や国民健康保険の加入手続きを行うことが必要です。

  • 国民年金(全額自己負担/受給時は国民年金のみ)
  • 国民健康保険(産休・育休制度なし/傷病手当なし)
  • 介護保険(40歳以上)

※フリーランスは誰にも雇われていないので、雇用保険への加入は出来ません。

[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png”]こうして比較してみると社会保障制度の手厚さに関しては、やはりフリーランスはサラリーマンには敵わないわね。[/say]

年金と健康保険について徹底比較!

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国民年金VS厚生年金

国民年金を厚生年金と比較した時の大きなデメリットは?

  1. 全額自己負担であること(厚生年金は半分会社持ち)
  2. 年金受給時の受取金額が低いこと(厚生年金は基礎年金+α)

そもそも、厚生年金は一階建て部分の国民年金2階建て部分の厚生年金により構成されています。

つまり一階部分の国民年金しか支払っていないフリーランスよりも、サラリーマンの方が受給時の支給額が多いのは当たり前なのです。

[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png” from=”right”]サラリーマンは会社と折半で年金を収めているから個人の負担は軽減されて、受取時は年金をたくさん貰える仕組みになっているのね。やっぱり厚生年金って魅力的~![/say]

国民健康保険VS健康保険組合(社保)

国民健康保険を健康保険組合と比較した時の大きなデメリットは?

  1. 全額自己負担であること(社会保険料は半分会社持ち)
  2. 出産手当金・育児一時金がないこと(産前産後休及び育休中に健康保険組合から3分の2相当の給与が発生)
  3. 傷病手当がないこと
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png”]特に女性のフリーランスの場合、産休・育休制度がないのは痛手よね。[/say] [say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png” from=”right”]でも自分のタイミングでいつでも仕事を再開できるのはフリーランスの良いところよね![/say] [kanren id=”132″]

フリーランスの手薄な社会保障制度を補う方法は?

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対策①:節税でなるべく保険料を安くする

国民健康保険料は毎年の所得額に応じて決まります。

フリーランスのメリットの1つは、節税次第で所得税を下げることが出来るという点です。

  • 控除を受ける
  • 経費を増やす

全額自己負担をしなければならない国民健康保険料をなるべく安くするために、この2点を常に心掛けましょう!

対策②:個人年金に加入する

厚生年金と比べると年金額の受取額が少ないことは、どうしようもありません。

私たちフリーランスに出来る唯一の対策が、個人年金に加入することです。

個人型確定拠出年金(iDeCo)は個人事業主にとっては、とても魅力的な制度です。

なぜなら・・・

  • 国民年金+個人年金で老後も安心
  • 掛金は全額所得控除(節税効果大◎)
  • 売却益・配当金・利息は非課税
[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png” from=”right”]老後に備えながら、毎年節税も出来るなんて魅力的ね![/say]

対策③:雇用保険の代わりに小規模企業共済へ加入する

フリーランスには、万が一職を失ったときの保証である雇用保険がありません。

結婚して家庭を持つとなると、これは最大のデメリットと言えるかもしれません。

そこで、対策としてオススメしたいのが「フリーランスの退職金制度」と言われている「小規模企業共済」への加入です。

個人事業主が閉業した時、老齢(65歳以上)となったときに、これまで積み立てていた掛金が100%以上になって戻ってきます!

詳しくは関連記事で★

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フリーランスが結婚して家庭を持ったら・・・?

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フリーランスは結婚できない!結婚が遅い!と言われる訳

サラリーマンのように手厚い社会保障制度が無いため、フリーランスの方は結婚をしない・遅くする傾向にあります。

また女性の方もお相手がフリーランスだと将来への不安を感じてしまうのでしょうね。

しかし、フリーランスの社会保障制度をしっかりと知ること・デメリットへの対策をすることで、その不安も解消されるかもしれませんよ。

[say name=”まき” img=”https://irielife.jp/wp-content/uploads/2019/12/23151B4C-27C0-402D-A29D-DE72761C3978.png”]デメリットばかり取り上げられるけど、フリーランスにはたくさんのメリットもあるからね![/say] [kanren id=”294″] [kanren id=”1186″]

夫婦の年金や健康保険はどうなる?

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【フリーランスの夫】

  • 国民健康保険に加入
  • 国民年金に加入

+【会社員の妻】

  • 勤務先の健康保険組合に加入
  • 厚生年金に加入

★結婚後も妻は夫の扶養に入らず、勤務先の厚生年金・社会保険料に加入したままとなります。

+【パートの妻】

  • 国民健康保険に加入または勤務先の健康保険組合に加入
  • 国民年金に加入又は厚生年金に加入

★パートで働く場合も、ある一定規模の企業であれば年収が106万を超えるとその会社の社会保険及び厚生年金に加入することが義務付けられています。

夫がフリーランスの場合は、世間でよく耳にする130万円の壁を超えると夫の扶養から外れてしまうという心配はありません

+【専業主婦の妻】

  • 国民健康保険に加入
  • 国民年金に加入
[memo title=”MEMO”]国民年金の免除制度について★結婚後に会社員を辞めて専業主婦になった方は、一年間は国民年金保険料の免除を受けられます。管轄の市役所で申請が必要です![/memo]

まとめ

フリーランスへの転向を考えている方・フリーランスの彼との結婚を悩んでいる方などなど。

たくさんの人にフリーランスの現状を知ってもらえれば良いなと思います!

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コメント

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