サラリーマンの妻が知っておくべき社会保障制度

前回の記事では、フリーランス(個人事業主)として働く夫との結婚後の社会保障制度についてお話ししましたね。

今回は、サラリーマン(社会保険加入の会社員)と結婚した後の扶養について妻の働き方別に見ていきましょう。また、フリーランスで働く方も、サラリーマンとフリーランスではどのくらい社会保障が違うのかということを知っておく必要がありますよね。

会社員vsフリーランス

まずサラリーマン(会社員)の夫には自動的に様々な社会保障が付いてきます。フリーランス夫を持つ私には関係ないと思っていましたが、フリーランス夫の妻だからこそ、会社員の夫の妻とはどんな点で社会保障制度が違うのかを知っておくべきです。

また近年ではしきりに「働き方改革」「ワークライフバランス」など、働き方を見直す政策や風習が話題となっている中、会社員からフリーランスへ転向しようと考えている方も多いのではないでしょうか。現在日本のフリーランス人口は総人口の約17%と、まだまだマイノリティーではありますが、アメリカの調査では2027年にはフリーランス人口はノンフリーランス(会社に属して働いている人)を超えるなんて言われているのです。時代は変わっているということをヒシヒシと感じる今日この頃です。

既にご結婚されている方も、婚活中の方も、さらにはご自身がフリーランスに転向しようと考えている方も、世の中の社会保障制度を知っておいて損はないです。

前回のフリーランス夫Ver.の記事も合わせてご覧ください。

フリーランス夫の妻だからこそ知っておきたい社会保障制度

ケース①:会社員夫 × 会社員妻

会社員夫✖️会社員妻の場合は、結婚後も妻が勤務形態(時短勤務への切り替え等)を変えない限りは、それぞれお勤めの会社の社会保険に継続して入り、厚生年金も会社と折半で給料から天引されるので、個々の収入や保険料に影響はありません。

会社員妻のメリット

会社員であることのメリットは、出産・育児への手当が手厚いことです。結婚後にお子さんができた場合も産前産後休暇、育児休暇を取ることができ、休暇中も社会保険から一定額のお給料を受け取ることもできます。

さらに最近では夫の育児休暇取得も積極的に行なっている企業もあります。お互いが会社員であれば、経済的にも子育てをサポートをする制度が整っているので安心ですね。

また収入的に安定している他、お互い厚生年金に加入しているのでそのまま定年まで働けば、将来受け取れる年金額はこの組み合わせの夫婦が一番多くなりますね。

会社員妻のデメリット

お互いが会社員であることのデメリットとしては、家事の分担が難しいことです。どちらも会社員でありながら、結局家事はほとんど妻がこなすことになれば、会社員妻の負担はとても大きなものになります。夫婦でしっかりと分担を決めることが大事ですね。

また、産休・育休の制度は整っているものの、実際は取得すればキャリアを諦めなければならないという状況も多いです。また男性の育休取得率はまだまだ低く、稀なケースであり、産休・育休制度には未だ様々な問題が山積みです。

ケース②:会社員夫 × パート妻

会社員夫✖️パート妻の場合、結婚後は夫の扶養に入るのが一般的です。結婚前は正社員で働いていた方も、夫の転勤や新生活の居住地の変更で退職をやむなくされるケースも少なくありませんよね。退職を機にパートに転職し夫の扶養に入る場合は、扶養の範囲内で働くということに注意をしなければなりません。

パート妻のメリット

夫が会社員の場合、フリーランス夫とは違って妻は夫の扶養に入ることで、健康保険料、年金の負担がゼロになります。また、税法上でも妻が夫の扶養に入ることで、配偶者控除を受けることができ、結果夫の支払う所得税、住民税が減額されるというメリットがあります。

パート妻のデメリット

パート妻のデメリットは、夫の扶養に入っている場合、勤務時間や収入に制限がかかることです。

妻のパートの年収が、130万円を超えてしまうと社会保険上の扶養から外れてしまうことになるので気をつけなければなりません。130万円の壁を超えてしまったがために、妻自身に今までタダだった健康保険料と年金が発生してしまい、結果的に税金で損をしてしまったという話はよく耳にします。

パートで働く際には、会社に扶養内で働きたいことをしっかり伝え、残業などで年収が高くなってしまわないように気を付けましょう。また中小企業以上の会社では、年収106万円相当を超える時点(週で何時間以上の勤務があるかなども含め各会社の規定による)で、自社の社会保険への加入が義務付けられている場合もあります。その場合は、130万を超えていなくても、結局夫の扶養からは外れてしまいますので注意してくださいね。

ケース③:会社員夫 × 専業主婦妻

会社員夫✖️専業主婦妻の場合は、上記パート妻と同じく結婚後は夫の扶養に入ります。社会保険に関して、夫の会社の社会保険に加入するため保険料はタダ、また年金も公務員やサラリーマンの加入する「第2号被保険者」の扶養である「第3号被保険者」(主婦年金)となりますので、年金の負担は発生しません。

専業主婦妻のメリット

専業主婦妻のメリットは、扶養内のパート妻と同じく健康保険料および年金がタダになることです。それに加えて、家事や育児にほとんどの時間を割くことが出来るので、毎日忙しいサラリーマン夫には助かりますね。

扶養の豆知識

夫は妻を扶養に入れることにより、会社で加入している社会保険料と年金が高くなる心配はありませんのでご安心ください。社会保険の健康保険料は給料によって決められており、扶養家族が何人いるかは関係ありません。独身でも、子供が2人いても給料が変わらなければ保険料は変動しません。

さらに、パート妻と同じく税法上の配偶者控除も受けることができるので、夫の給料だけで十分にやっていける家庭は、税金や保険料の面から見ると専業主婦というのはお得なのです。

専業主婦妻のデメリット

専業主婦妻のデメリットは、万が一夫が働くことが出来ない状態になった時に、家計を支えていくものが何もないことです。専業主婦妻も時間のある時には積極的に資格に挑戦したり、保険で万が一に備えたりと準備が必要ですね。

まとめ

今回は会社員の夫と結婚した場合の扶養制度や結婚後の妻の働き方などについて詳しく見ていきました。どの働き方にも、メリットとデメリットがあります。夫婦で良く話あって仕事・家事・育児と協力しあって頑張っていきましょう!

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