妊娠後期のお腹の張りが気になる!長時間のお腹の張りは危険の印?

妊娠後期のマイナートラブル・お腹の張り

妊娠後期 お腹の張り 危険

妊娠8ヶ月に入ると赤ちゃんが万が一早く出来てきてしまっても、ぐんと生存率のあがる妊娠後期と呼ばれる時期になります。

しかし、一安心と共にやってくるのがお腹の張り。妊娠後期に入ると、突然お腹が石のように固くなり、重く感じる時間帯があるんですよね。チクチク、突っ張っているという風にも感じます。こんなにお腹が硬くなって赤ちゃんは大丈夫なの?と初マタニティの私は不安になってしまいます。

ということで今回は、妊娠後期に起こるお腹の張りの原因、そして注意すべき危険なお腹の張り方も合わせて学んでいきましょう!

そもそもお腹が張る原因は?

お腹の張り 原因 子宮収縮

赤ちゃんが入っている子宮は筋肉でできており、通常は緩んだ状態です。しかし、妊婦自身の行動や何らかの刺激によって筋肉が緊張し、収縮することがあります。この状態を医学的には「子宮収縮」と呼び、一般的には「お腹が張る」という言葉で表されています。

疲労・ストレスによるお腹の張り

妊娠後期になると、重くなったお腹を抱えて長時間歩いたり立ちっぱなしになっていたりすると、下半身の血行が悪くなり疲労が溜まってしまいます。子宮も筋肉で出来ているので妊婦さん自身の身体的な疲れはお腹の張りに繋がります。

また出産が近くなって不安が増したり、人間関係でストレスをためてしまうこともお腹の赤ちゃんに良い影響を与えません。妊婦さんのストレスがなるべく少なくなるようパートナーにも協力をしてもらいましょう。

お腹の締め付けによるお腹の張り

マタニティ用以外の下着やボトムを使っていると、気づかないうちにお腹を締め付けてしまっていることがあります。長時間お腹が締め付けられている状態が続くと、そこからお腹の張りに繋がってしまいます。マタニティ用の腹帯やサポーターを利用して重たいお腹を支えることで改善できます。

便秘によるお腹の張り

妊娠中はホルモンバランスや水分不足が原因で便秘を引き起こしやすいです。何日も弁が出ていない場合や、鉄剤を服用している場合は、便秘によるお腹の張りの可能性が高いです。食物繊維や水分をいつもより積極的に摂取しましょう。

胎動によるお腹の張り

妊娠30週以降になると今まで感じていた胎動がさらに強くなります。激しい胎動が子宮を刺激してお腹の張りにつながることも。でも赤ちゃんは元気な証拠です。

性行為よるお腹の張り

性行為によって子宮が刺激されお腹が張ってしまうことがあります。お腹の張りを感じるときは性行為を控えましょう。また妊娠31週以降はお医者さんからも性行為は控えるように指示が出ます。ママと赤ちゃんのためにも旦那さんに守ってもらいましょう。

安全なお腹の張り

安全 大丈夫 お腹の張り

こんな時は、大丈夫!安静にしてお腹の張りがおさまるのを待ちましょう。

  • 痛みを伴わない
  • 痛みを多少感じるが、横になっていれば30分程度でおさまる
  • 妊娠29週以前であれば1時間に2回までの張り
  • 妊娠30週以降であれば1時間に4回までの張り
  • 胎動がしっかり感じられる

このような場合はあまり心配することはありませんが、お腹の貼る回数が多かったり、休んでもなかなか収まらないという場合は自己判断をせずに病院の先生に相談をしてくださいね。

危険なお腹の張り

お腹の張り 危険 出血 切迫早産

こんな時はすぐ病院へ!切迫早産の危険性もあります!

  • 強い痛みを伴う
  • 横になっても長時間治らない
  • 出血を伴う
  • 基準の回数よりも明らかに多くお腹が張る
  • 胎動を感じない

このような場合はすぐにかかりつけの先生に診察してもらいましょう。

切迫早産とは?

赤ちゃんは、通常37週~42週未満でママのお腹の中から産まれてきます。これよりも早い時期(つまり37週未満)で産まれた場合を「早産」と呼びます。「切迫早産」とは「早産になりそう」という状態を指します。

切迫早産の自覚症状として、お腹の張りや出血、急なおりものの増加などがあります。このような症状に一つでも当てはまるようであれば、すぐに病院を受診をすることをオススメいたします。

似たような名前ばかりで難しい!流産・切迫流産・切迫早産・早産ってそれぞれ何が違うの?

お腹の張りを緩和する体勢

お腹の張り 対策 緩和 骨盤高位の体勢

辛いお腹の張りを少しでも緩和するためにオススメの骨盤高位の体勢をご紹介します。

  1. 仰向けで横になる
  2. おしりと腰にクッションを挟む
  3. おしりが一番高い位置に来るように調整する
  4. しばらく安静にする

クッションなどを挟んでお尻が一番高い位置にくるように寝ることで、下に下がっていた内臓や子宮が正常な位置に戻り、お腹の張が楽になります。ただし、切迫早産と診断されているなど通常のお腹の張りではない時にはしないでください。

まとめ

妊娠後期 お腹の張り 危険 原因

妊娠後期は、お腹の張り、便秘、腰痛など様々なマイナートラブルに見舞われます。その中でもお腹の張りというのは、赤ちゃんに何かあったのではないかと心配になりますよね。

安全なお腹の張りだとしても気になることは必ず定期検診の際にお医者さんに相談しましょう。

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